取材レポート:金融・IT業界向け
2014.11.09
【日本FIX委員会】市場活性化に向けた克服すべき課題、実務・規制上の問題を共有、「日本FIX委員会トレーディングサミット2014」開催!
2014年10月15日(水)、日本FIX委員会は、東京・中央区にあるロイヤルパークホテルにおいて、2006年から隔年で開催し、今回で第5回目となる「日本FIX委員会トレーディングサミット2014」を開催した。当日は、国内系・外資系バイサイド、セルサイド、取引所およびベンダーのほか、トレーディング、ディーリング、セールス、コネクティビティー関係者ら多数が来場した。
トレーディングサミットは、日本において確実に進行しつつある市場構造の変化の中で、市場関係者が日々の業務で直面する電子取引に関わる問題や市場活性化するために克服すべき課題のほか、実務・規制上の問題に関してグローバルおよび日本国内の観点から議論する場。
開会の挨拶。日本FIX委員会 共同委員長 / ブラックロック・ジャパン 運用部門 トレーディング&リクイディティ戦略部長 梅野 淳也 氏。近年の市場構造、センチメント、市場参加者の大きな変化を背景に、このサミットを通じて予測が難しいこれからのインサイトや見通しを共有し、発見や気付きになることで有意義な場となることを願うと共に、その趣旨に賛同した協賛企業、スピーカー、来場者、そして実行委員に対する感謝の意を示した。
今回のサミットでは電子アンケートが導入。参加者の業種については、日系バイサイド(12%)、外資系バイサイド(4%)、日系セルサイド(21%)、外資系セルサイド(16%)、取引所(5%)、ベンダー・コンサルタント(36%)、証券業界関係・公的機関(4%)、その他(2%)となった。職種については、トレーディング・ディーリング・電子取引デスク(24%)、ポートフォリオマネージャー(2%)、リサーチ・営業企画等(22%)、IT(30%)、オペレーション(5%)、コンプライアンス(3%)、その他(14%)となった。また、市場活性かのために規制当局に最も何を期待するかについては、規制緩和の推進(51%)、市場間競争の促進(最良執行義務に関する更なる規制整備)(33%)、個人投資家保護の強化(12%)、その他(4%)となった。
最初の基調講演「わが国今夕・資本市場の活性化に向けて」では、金融庁 総務企画局 市場課 資産運用企画室長 渡辺 公徳 氏が登壇。
金融セクターの課題、金融庁全体の取組み、金融資本市場活性化有識者会合、資産運用の高度化、上場インフラファンド市場について語った。
続く基調講演「日本取引所グループの戦略-『アジアで最も選ばれる取引所に向けて』」では、東京証券取引所 代表取締役社長 清田 瞭 氏が登壇。
近年、金融政策・成長戦略への期待から日本株市場のプレゼンスが高まっている中、アジア地域を代表する取引所として、日本とアジア経済の発展を支え、多様な投資家層を呼び込める施策の実現に取組んでいくとした。
マーケット概況。トムソン・ロイター・マーケッツ ロイター通信 編集局 記者 伊賀 大記 氏。
ランチョンレセプション。用意された立食ビュッフェを楽しみながら、ブース担当者や来場者同士で久しぶりの再会を楽しむ人も多く、話が盛り上がる。
基調講演後は、Aトラック、Bトラックと2会場でプレゼンテーションやパネルディスカッションへ。ホテルのスタッフにより、会場を素早く二分する。
先ず、プレゼンテーション1「The myth of the lost decade(s) and active Japanese equity management.」、1on1ディスカッション「OTCデリバティブ新市場構造の到来」、パネルディスカッション1「テクノロジーパネル-電子取引の最新事情と次世代の金融インフラストラクチャー」、パネルディスカッション2「OTCクリアリングの現状と課題」、プレゼンテーション2「研究報告-欧米金融市場を巡る現状」、プレゼンテーション3「日本の個人投資家は今何を考えているか?」、が行われた。
マーケット概況。ブルームバーグ L.P ブルームバーグニュース東京支局 企業ニュース担当日本語エディター 宮澤 祐介 氏。
続いて、プレゼンテーション4「研究報告-高頻度データを通じて見る国内高速株式市場」、パネルディスカッション3「債券取引パネル-債券市場電子化の更なる発展に向けて」、プレゼンテーション5「海外におけるHFT規制強化のインパクト」、プレゼンテーション6「為替市場電子化の最新事情」、パネルディスカッション4「市場間競争パネル-あるべき金融規制と市場のグランドデザイン」、パネルディスカッション5「インデックスパネル-スマートベータを知り尽くす」、が行われた。
更に、パネルディスカッション6「投資行動パネル-東証の呼値単位の変更は、市場参加者にどのような影響を与えたか?」、パネルディスカッション7「バイサイドパネル-バイサイドトレーディングの潮流と最良執行実現に向けたビジョン」、が行われた。
開会の挨拶。日本FIX委員会 共同委員長 / フィデッサ マーケティング部 統括部長 松原 弘 氏。
昨今、市場統合や売買呼値単位の見直し、夜間市場導入の議論、PTSや代替執行市場をはじめとする市場構造と激変する金融市場。FIXトレーディンコミュニティでは、独立・中立を守りつつも、すべての参加者のための標準化、業務効率化、透明化、コストおよびリスクの削減を図っていくという。
業界横断で関係する仲間・同業者・競合相手が広く一堂に会した「日本FIX委員会トレーディングサミット2014」。実行委員によるボランティア活動により企画・実行しているという背景に感謝しつつ、今後の活動についても注目していきたい。
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(取材、撮影、記事:藤野 宙志 / 編集・制作:村上 遥 @株式会社グッドウェイ)
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