2025.05.13
【ギックス】データインフォームド経営の社会実装推進を目的に「GiXoデータインフォームド・サミット2025」を開催!

2025年4月22日(火)、データインフォームド推進企業のギックス(GiXo)は、昨年の初開催に続いて第2回目となる「GiXoデータインフォームド・サミット2025」を東京ミッドタウンで開催した。 “データインフォームド”とは経験、勘、度胸などを踏まえた人間の判断を、データを用いることにより従来よりも論理的かつ合理的なものにアップグレードするという行動様式で、
ギックスはデータインフォームド推進企業としてアナリティクスを活用し、あらゆる判断をデータに基づいて行えるように支援することで、クライアント企業の経営課題解決を実現している。
| Opening |
冒頭の開会挨拶で網野 知博氏(
ギックス 代表取締役CEO)は、「あらゆる判断を、Data-Informedに。」というパーパスを掲げる当社が、日頃どのような思いで事業を運営・推進しているかといった事例を共有できればと述べた後、東証マザーズ(現 東証グロース)上場から3年が経過し、マネジメント体制も一部変更したことなど自社の取組みを紹介。「顧客理解No.1カンパニー」を目指す企業として、戦略コンサルティング、データ・サイエンス(アナリティクス)、データ・エンジニアリング(システム開発)、プロダクト開発という4つのケイパビリティを活かしながら、クライアント企業の成長を支えていきたいとして、そのサービス概要や戦略等を共有し、最後にアジェンダやブースの紹介を行って開会挨拶とした。
| 基調講演 | 第3のエアラインという新しい翼の生み出し方・育て方 |

峯口 秀喜氏(エアージャパン 代表取締役社長)は大都市圏から地方への顧客回遊を促し、地域をより豊かにすることを目的とした、ANAグループとしての取り組み背景を紹介した。その上で、自社が掲げる「第3のエアライン」としての立ち位置について、インバウンド向けの地方連携による訪日観光体験の設計、SNS活用、ギックスが支援するレベニューマネジメントの事例なども交えながら、戦略の具体像を共有した。
| 講演 | 津南町における地方創生”津南創生” |
桑原 悠氏(新潟県中魚沼郡津南町 町長)は、ギックスと地域活性化推進パートナーシップを締結している自治体として、「人口減少にあわせたまちづくり」について講演した。既存事業の見直しに加えて、地域資源を活かした民間企業との連携事例として、エアージャパン航空機内での津南町紹介動画放映や物販の取り扱い、ご当地ロボホンによる観光施策、ギックスのMygru(マイグル)を活用したデジタルスタンプラリーでの地域回遊促進とデータ活用などを紹介。自前主義に捉われず、外部と連携していくことの重要性を語った。
| パネルディスカッション | 地方創生に寄与するデータインフォームドとは |
| 講演 | 右脳 × 左脳 × 異能による共創型データプラットフォーム事業とは |
杉本 将隆氏(電通コンサルティング 専務執行役員/シニアパートナー)は、技術の進化がこれまでトレードオフの関係であった顧客リーチと提案品質の両立を可能にし、複数の事業者が共同事業体でサービス提供することができるようになったと語った。その上で官民連携の共創型プラットフォーム事例として福井県で展開する「ふくアプリ」を紹介した。| パネルディスカッション | 北海道ガスがデータで創る未来~情報プラットフォームXzilla(くじら)による新たな挑戦~ |
山本 祐滋氏(BIPROGY パブリックサービス第一本部 北海道公共サービス一部)
ショーン・カー氏(ギックス DI変革Div.)
<モデレーター>
横田 賀恵氏(BIPROGY 市場開発本部 データ&AI開発部 部長) パネルでは、まず松澤 圭祐氏が、北海道ガスにおける情報プラットフォーム「Xzilla(くじら)」の活用を通じて、業務プロセスの変革とお客様との関係強化を目指していることを紹介した。
続いて、Xzillaが扱う膨大なデータの全体像や基盤構築の経緯について、BIPROGYの山本 祐滋氏とともに振り返った。
さらに、ギックスのショーン・カー氏からは「データ活用のゴールは“文化醸成”である」との意見が提示され、社内課題、推進体制、人材、データ基盤といった「データ活用経営」に必要な要素について、多角的な意見が交わされた。
横田 賀恵氏(BIPROGY 市場開発本部 データ&AI開発部 部長) パネルでは、まず松澤 圭祐氏が、北海道ガスにおける情報プラットフォーム「Xzilla(くじら)」の活用を通じて、業務プロセスの変革とお客様との関係強化を目指していることを紹介した。
続いて、Xzillaが扱う膨大なデータの全体像や基盤構築の経緯について、BIPROGYの山本 祐滋氏とともに振り返った。
さらに、ギックスのショーン・カー氏からは「データ活用のゴールは“文化醸成”である」との意見が提示され、社内課題、推進体制、人材、データ基盤といった「データ活用経営」に必要な要素について、多角的な意見が交わされた。
| パネルディスカッション | 子育て支援スタンプラリーの成果と更なる他自治体への展開 |
佐藤 好浩氏(三井不動産 イノベーション推進本部 柏の葉街づくり推進部)
遠藤 朱寧氏(ギックス DI変革Div. ) パネルでは、スマートシティの課題解決ポータルサイト「スマートライフパス」の運営事例として、Mygruを活用した子育て支援スタンプラリーの取り組みが紹介された。
この施策は千葉県柏市と兵庫県神戸市において、それぞれの地域課題や目的に応じて官民連携で展開され、子育てに関する支援拠点・施設・イベントの周知や、子育て世代同士の交流促進にもつながった。
また、復職支援など子育て世代に向けた新たな支援の可能性についても、今後の展望として語られた。
この施策は千葉県柏市と兵庫県神戸市において、それぞれの地域課題や目的に応じて官民連携で展開され、子育てに関する支援拠点・施設・イベントの周知や、子育て世代同士の交流促進にもつながった。
また、復職支援など子育て世代に向けた新たな支援の可能性についても、今後の展望として語られた。
| 講演 | JR西日本におけるシステムモダナイゼーションの取り組み |

小山 秀一氏(西日本旅客鉄道 デジタルソリューション本部 システムマネジメント部 担当部長)は、システムモダナイゼーションの取り組みの端緒として、自社のデジタル戦略におけるシステム部門の役割を整理し、モダナイズや開発内製化の価値を納期・品質・コストの観点から定義してきた経緯を紹介した。
その上で、「堅く作って長く使う」従来の手法ではなく、「新しい技術で改善し続ける」アプローチに転換し、クラウド上で再構築したICOCAポイント管理システムの刷新プロジェクト事例を取り上げた。
| パネルディスカッション | システムモダナイゼーションに実際に取り組んでの裏話 |

岡 大勝氏(ギックス 上級執行役員/Chief Technologist & Chief Architect)パネルでは、小山氏が前段の講演で紹介したICOCAポイント管理システム刷新プロジェクトについて、推進当初に直面した現場の声や、組織・人材のマインドに関する課題を振り返りった。それを受けてプロジェクトを支援した岡氏が、メンバーに伝えたシステムモダナイゼーションの2つのメリットである「変化への適応力」と「コスト競争力」について解説。さらに、システム開発・運用を担う企業や人々が持つべき心構え等についても語った。
| パネルディスカッション | データインフォームドの本質~データへの向き合い方~ |

宇川 有人氏(co-PdM合同会社 代表)
サミットの締め括りとなる最後のパネルでは、消費者サービスにおけるデータ活用とは「心地よい接客を提供する手段」である、という宇川氏の考えを起点に、データを取り扱う上での大切なマインドについて議論が交わされた。あわせてギックスのパーパスに掲げられている「データインフォームド」という考え方について「データドリブン」と比較しながら語った。
| Closing |

渡辺 真理氏(ギックス 取締役/執行役員 経営基盤強化本部長)はデータを取り巻く技術・社会・ビジネス環境の変化を踏まえ、これからのデータ人材には、単なる分析や報告にとどまらず、データを活用して価値を創出し、意思決定を支える力が求められると述べた。
続いて、ギックスが掲げる4つのカルチャー「ラーニングアニマル」「高い好奇心」「合目的性」「やり遂げる姿勢」について触れ、これらをメンバーが共有しているからこそ実現している多様な組織のあり方を紹介し、閉会挨拶とした。
| 協賛ブース |

休憩時間等、展示ブース会場は多くの人で賑わいを見せ、ブース会場から講演会場にブース紹介の中継も行われた。 データインフォームドによる経営の革新を支援するギックスが主催する年に一度のイベントである「GiXoデータインフォームド・サミット2025」。今回は地方創生におけるデータ活用についても多くの実例が紹介された。企業・自治体等におけるデータ活用のムーブメントが加速する中、データ活用に成功した企業等のユースケースや課題解決のカギ、ヒントが得られる本コンファレンスが、データ活用による社会革新促進の意味からも次回も盛況となることを期待したい。
(取材、撮影、記事、編集・制作 :株式会社グッドウェイ@メディアプロモーション事業部 )
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