取材レポート:金融・IT業界向け
2011.07.13
『GMS2011』(Global Market Solutions 2011 金融市場国際フォーラム)開催
『GMS2011』(Global Market Solutions 2011 金融市場国際フォーラム)開催
2011年7月13日(水)、14日(木)、八重洲ファーストフィナンシャルビルにあるベルサール八重洲 (2F)において、金融市場・リスク管理システムにフォーカスした展示・講演会、『GMS2011』(Global Market Solutions 2011 金融市場国際フォーラム) が開催された。
主催 : リッキーマーケットソリューション株式会社
多くの参加企業がブースを出展、金融庁、日本銀行、各ソリューションベンダーにより、2日間で48もの基調講演やセミナーが開催され、多くの来場者がつめかけた。
フォーラムの対象者は、金融機関(市場、リスク管理、システム、経営企画、監査、審査部門)、事業法人財務部門、その他機関投資家、エネルギー・コモディティ関連企業、市場系システム・情報ベンダー、マスメディア等。
来場者数(2010年実績) : 1,780人
(ブースでは来場者と熱心に意見・情報交換し、名刺交換を通じて新たなビジネスを共に開拓していく)
これだけ多くの金融機関とITソリューションにかかる業界関係者が集まり、金融市場にフォーカスした各企業の有識者による多数の講演プログラムと各展示ブースでのソリューション紹介や情報交換が出来る機会はめったに無い。
また来年も開催されれば、是非再び足を運んでみたい。
取引所セミナー(セミナー開催日時 順)
設立当初から海外を意識しグローバルスタンダードを目指してきた東京金融取引所
<セミナー> 東京金融取引所
執行役員 中島 雅之 氏
『正念場を迎えるFX・CFD市場‐レバレッジ規制の影響を踏まえて‐』
金利先物市場は長らく続く低金利政策による影響を受け低迷しているが、将来的な金利の上昇局面を見据えるとその潜在的な存在意義は大きい。
くりっく365(取引所FX)の取引規模は1日あたり約5,000~6,000億円と、店頭市場を含む市場規模約6~7兆円の約1割に相当する規模にまで成長。
レバレッジ規制、税制一本化と外部環境の変化はあるものの、口座数と証拠金は底堅く増え続けており、スマートフォンの登場や高回転売買が出来なくなることによる中長期視点の取引ストラテジーへの対応など投資家目線の新しいビジネスモデルの提言やFXのプレゼンスを高めていくための取組みなど、取引所がリードし果たしていく役割は大きい。その一つとして2011年8月1日より、中国人民元/円、韓国ウォン/円、インドルピー/円と成長力の高いアジア3通貨を新たに追加。
くりっく株365(取引所CFD)ではレバレッジなど規制面の利点を活かし、CFD市場の活性化と拡大への貢献を目指す。
電化製品などに代表される日本人のクオリティーは非常に高く、海外でも通じる日本の金融市場の底上げに向けて国をあげて取組んでいくことが重要だと述べた。
現物市場に加え、エクイティデリバティブ/金利デリバティブ市場を運営する東京証券取引所
<セミナー> 東京証券取引所
マーケット営業部 課長 多賀谷 彰 氏
『東証デリバティブ 飛躍へのドライバー ~高速取引環境、取引機会・投資家層の拡大~』
2011年11月21日に先物取引をTdex+システムに移行し、注文レスポンスの大幅な向上、イブニングセッションの時間延長(午後11時半まで)、機能や制度面で新たな改善が図られる。
世界的に見れば大きな市場である有価証券オプションは日本ではまだ規模が小さく、愛称を新たに「かぶオプ」と名づけ、既にネットで取扱っているカブドットコム証券、インタラクティブ・ブローカーズ証券に加え、新たな証券会社(SBI証券、岡三オンライン証券、光世証券)の取扱開始が予定されている。
各取引所のパフォーマンス(低レイテンシー)が次世代化して足並みがそろうことで市場をまたぐ投資家のビジネスチャンスは拡大、証券・対顧プロップ、個人投資家、海外年金、運用会社、海外HFT(High-Frequency Trading)、証券・銀行自己ディーラー、国内機関投資家、ヘッジファンド(非HFT)、マーケットメーカーといった多様な投資家の参入を促進していくと述べた。
世界の取引所におけるデリバティブの取引高ランキングで15位(2010年)に入る大阪証券取引所
<セミナー> 大阪証券取引所
デリバティブ本部 FXグループ グループリーダー 森元 憲介 氏
『2周年を迎える「大証FX」のこれまでの市場動向と今後の展望について』
2007年の金融商品取引法施行により証券取引所においても金融先物取引の取扱が可能になったことを背景に、2007年7月21日に大証FXの取扱を開始、最近では上田ハーロー(2011年2月)、FXプライム(2011年3月)、日産センチュリー(2011年5月)など取引参加者とマーケットメイカーの拡充が続き、取引高・口座数も増加傾向にある。複数気配(上下8本)とマーケットメイカー最良気配が表示される「板」そして顧客同士の約定も可能な仕組みが特徴。
取引所FXが選ばれる理由として、値段の公平性、スワップポイントの分かりやすさ(一本値)、安心感、信頼感を挙げ、今後も広がるグローバル投資の後押しをしていきたいと述べた。
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