取材レポート:金融・IT業界向け

2012.04.19

【東証、サンガード、KVH、エービーエヌ・アムロ・クリアリング証券】証券会社向け 次世代トレーディングセミナー

証券会社向け 次世代トレーディングセミナー 第3回「これからの競争に勝ち残るための取引インフラとその整備」取材レポート!

2012年4月16日(月)18:00~20:30、東京証券取引所サンガードKVH、エービーエヌ・アムロ・クリアリング証券との4社による共催、TOCOM、Eurex、NYSE Euronextの協力のもと、証券会社向けの次世代トレーディングセミナー 第3回「これからの競争に勝ち残るための取引インフラとその整備」が東京証券取引所 2階 東証ホールで開催された。
東証によるアローヘッドの導入が与えた市場の変化、それによる従来の戦略への影響と今後の収益化に向けた取引インフラの在り方に焦点をあてた本セミナーには、金融機関をはじめとする多くの市場関係者が会場に訪れた。



セミナーにはKVH 金融営業1部長 松本氏が登壇し、昨今の取引所の取引環境の進化と変化に関する最新事情を紹介、金融機関が収益機会の拡大と多様化を実現するための新たな戦略を成立させる重要なファクターとして、ネットワーク、データセンタ、マーケットデータ、アルゴリズムエンジン、取引執行システムの5つを挙げた。
また、取引インフラの在り方として、自社開発、ISV、ASP、ブローカープラットフォームの4つに関するそれぞれの長所と短所および費用感に触れ、今後はクラウドの活用など、”ITインフラの所有から利用へ”と変化し、エコシステムの重要性が一層高まっていくとした。

閉会の挨拶では、東証の執行役員 マーケット営業部長 横山氏より、これまでに開催した計3回のセミナー振り返りと、証券市場を通じた日本経済応援プロジェクトとしてスタートした「+YOU(ぷらす・ゆー)~一人ひとりがニッポン経済~」の狙いについて触れられた。

 

日本株市場の活性化 ~日本経済応援プロジェクト~ (2012年3月27日公表)

(2011年11月7日開催) 第1回「高頻度取引およびアルゴリズム取引におけるパラダイムシフト」
(2012年2月13日開催) 第2回「大量注文を受けるブローカーになるには」  ⇒ (ご参考)グッドウェイ取材レポート
(2012年4月16日開催) 第3回「これからの競争に勝ち残るための取引インフラとその整備」

めざましく進化するITインフラとグローバルな外部環境の変化に対し、業界の枠を越えた取引所、金融機関、ベンダー各社の総力で、基盤のプラットフォーム化、サービス化により投資対効果と拡張性に優れた金融サービスを支えるエコシステム体系を確立することで、日本の証券市場と投資活動の活性化と国際競争力の向上に繋がっていくことに期待したい。
そういう意味においても、目的を共有した業界関係者が広く集まり親交を深めるセミナーやイベントの果たす役割はますます大きくなっている。是非、積極的に足を運んでみたい。

(取材、記事:藤野 宙志  取材、撮影、編集制作:柴田 潔)