2015.05.18
【テクマトリックス/FINCAD】FINCADのビジョンや製品展開など今後の取組みについて責任者が来日、直撃インタビュー!
2015年4月13日(月)、グッドウェイは、FINCAD社の ストラテジック・ビジネス・デベロップメント & アジア太平洋 マネージングディレクターである Amar Budhiraja 氏(以下、「Amar氏」と記載)を訪ね、海外のマーケットやユーザーの利用状況や今回の来日の目的、今後の取組みについてインタビューを行った。
【FINCAD社について】
FINCAD社はバンクーバー、ニューヨーク、ロンドン、ダブリン、北京を拠点に金融アナリティクスサービスを展開しているグローバル企業。国内ではテクマトリックスが独占販売代理店として同社サービスを展開しており、金融機関及び企業財務部門向けにデリバティブ商品評価・分析ツール「FINCAD Analytics Suite」、およびオブジェクト指向型のアナリティクス・プラットフォーム「F3」を提供している。
これらのサービスはデリバティブをはじめとした各種金融商品の公正価値、リスク、キャッシュフローを「透明性の高いロジックで正確に、安価に、迅速に」計測・分析する事を目的としたアナリティクス・ライブラリであり、主に金融商品の時価検証や、リスク分析を容易に実現する事が出来る。また国内でも販売開始から20年以上の実績を誇り市場の認知度、評価も高い。 また、同社は日本市場に対する意識も高く、日本の顧客向けに同社から専門家が来日し(FINCAD 製品責任者 Tony Webb 氏へのインタビュー)、定期的に「FINCAD ユーザーカンファレンス」を開催している。(「FINCAD カンファレンス2014」の取材レポート)
今回インタビューに応じたAmar 氏は主にアジア太平洋地域において「FINCAD Alliance Program 」を担当。企業がFINCADのアナリティクスを活用してシステム・サービスをマーケットに展開する場合において共同プロモーション活動や技術支援などを担当している。
(FINCADパートナー一覧)
【FINCADアナリティクスの特長】
近年のFINCAD社のサービスの最大の特長として、上述のF3が提供する「Universal Algorithmic Differentiation(以下、UAD)」を挙げていた。これは感応度やグリークスをはじめとした所謂「First-Order Risk」の計測において、従来のBumpingによる計測方式と比べてリスクファクター数の増加に伴う計算時間を大幅に抑える事が可能となる(下図参照)。また同社はUADの技術で昨年米国特許も取得しており、担保証拠金計算など高負荷計算が予想されるマーケットに対して今後積極的に展開する予定だという。
また同氏の来日に伴い日本市場の所感を伺うと、日本のマーケットは経済が回復基調にある中、長引く低金利情勢を受けてより高い収益を目指そうとする動きがポジティブになっている事を感じたという。それに伴い、「いかに適正な投資を行い、危機管理へのヘッジに備えることができるか」、そのリスクマネジメントプロセス強化の必要性が国内でも次第に高まっている事を感じており、ビジネスをサポートする立場として同社のビジネス機会は非常に高まっているとした。加えてアジアにおいては、シンガポール、香港のほか、ポテンシャルの高い中国やイノベーションに沸く台湾など、日本以外の地域においても同社のビジネスは依然好調のようだ。
一方、金融機関においてプライシングモデルの独自開発のトレンドがある中、ベンチマークとして業界スタンダードモデルであるFINCADとの数値比較検証や、モデルの透明性の確保が必要だとした。
その上で、昨今世界的に巻き起こっているFinTechをはじめとするイノベーションはとても素晴らしいことだとし、これまでにない新しいチャレンジについてもオープンなスタンスで連携できることを期待していると共に、パートナーとして支援していきたいと締めくくった。
(インタビュー、記事、編集 : 藤野 宙志 / 撮影、制作 : 柴田 潔 @株式会社グッドウェイ)
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