2025.07.29

【S&P グローバル・マーケット・インテリジェンス】2025年の世界経済の混迷と機会について議論する「シフトの波を掴め:リスクをチャンスに変える戦略とは」を開催!



2025年5月28日(水)、S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスは、2025年の世界経済の混迷と機会について議論する「シフトの波を掴め:リスクをチャンスに変える戦略とは」を帝国ホテルで開催した。
 世界経済が新トランプ政権による追加関税の影響で混迷を深め経済成長の制約に直面している中、2025年の世界経済の混迷と機会について議論する本フォーラムでは、2025年のパワー・プレイなど多数のトピックスが取り上げられ講演や議論が行われた。

 
基調講演  2025年のパワー・プレイ相互に作用する地政学上の対立、経済の変化、進化する貿易ダイナミクスを乗り切るには
 基調講演で田口 はるみ氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス 主席エコノミスト)は、アジア太平洋地域を中心に持続的なグローバル経済拡大の見通しと、成長に影響を与えうる潜在的なリスクの検証の他、関税と輸出規制による各国政府の貿易政策、およびこの政策を受けたグローバル・サプライチェーンと投資フローの再編などについて講演した。

 
プレゼンテーション  
 李 デービッド 広憲氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス ディレクター)は、変動し続ける政府の政策や規制に対し、より高い利益と低いリスクを実現するには、強力なデータおよび分析プラットフォームが鍵となるとして、関税やその他の貿易保護主義政策の活用と各国の対応が世界的な調達環境をどのように変化させるか、およびコモディティ、製造業、テクノロジーのサプライチェーンにおけるリスクやその対応について語った。
プレゼンテーション  

遠藤 進一氏(S&Pグローバル・レーティング 事業法人格付部 アソシエイトディレクター)は、米国関税引き上げや景気減速に日本の事業会社の信用力は耐え得るのか、また日本で昂揚するシェアホルダー・アクティビズムが信用力に与える影響をどう考えるかについての考えを参加者に共有した。

プレゼンテーション  

  アンドレアス・ダルマワン氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス クオンツスペシャリスト、ディレクター)は、同社が加速する統合によるAIソリューション強化、デスクトップ・ワークフローを活用したのCIQ ProのAI適用拡大などについてプレゼンした。
 
ネットワーキングランチ  

午前のセッションが終了後に昼食タイムが設けられ、提供されたランチを取りながら関係者・参加者同士のネットワーキングが行われた。

セッション1&2  ブレイクアウトセッション(同時開催)

 午後の部は2つの会場での同時開催で特別セッションを含め4つのブレイクアウトセッションが実施された。テーマやパネリスト等は以下の通り。<セッション1>対談

AIを活用した信用リスク情報の効率的な収集とアウトプットによる信用リスク管理の高度化について

・河村 泰夫氏(MHIビジネスリスクサポート リスク調査部次長)
・岩田 剛氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス リスク&バリュエーションサービス、シニア・セールスエグゼクティブ)
 
<セッション2>パネル

高パフォーマンスに迫る戦略的データ分析と実装基盤の実証アセットオーナーが求める次世代の運用手法とは?

<パネリスト>
・日向野 智邦氏(大和アセットマネジメント 債券運用部 シニア・ファンドマネージャー)

・冨島 佑允氏(東京海上ホールディングス マネージャー、データサイエンティスト、多摩大学大学院 ファイナンス&ガバナンス客員教授)
<モデレーター>
・吉澤 宙之氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス エグゼクティブダイレクター、ヘッドオブ・プロダクツ)

 

セッション3&4  

<セッション3>パネル
国内プライベートアセット投資が直面する新たな局面に向けて
<パネリスト>

・宮田 忍氏(ランガムホール 日本担当)
・近藤 由美氏(Coral Capital VP Finance)
・小林 和成氏(MCPアセット・マネジメント マネージング・ディレクター)
・佐々木 陽子(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス ディレクター、プライベートマーケッツ、日本営業戦略担当)
<モデレーター>
・市坂 立也氏(Coral Capitalグローバル・マーケット・インテリジェンス エグゼクティブディレクター)
<セッション4>パネル
サードパーティ・デューデリジェンスの進化-リスクからレジリエンスへ


<パネリスト>

・齊藤 剛氏(金融庁 総合政策局リスク分析総括課サイバー・経済安全保障監理官)
・鎌田 敬介氏(一般社団法人金融ISAC アドバイザー)
<モデレーター>
・ジャスティン・ラフリン=ハイド氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス アジア太平洋地域KYPコマーシャル・ディレクター)
特別セッション1&2  

<特別セッション1>パネル&プレゼンテーション
生成の金融実務適用の現状と今後の展開について
<パネリスト>

・佐藤 市雄氏(SBIホールディングス 社長室ビッグデータ担当部長兼生成室長)
・上原 玄之氏(Snowflake インダストリー事業開発本部金融インダストリー統括部長)
<モデレータ―>
・甲斐 正樹氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス グローバル・アカウントマネジメント ディレクター)


<特別セッション2>プレゼンテーション
成功に導くデータ戦略-リアルタイム企業業績予測データの効果的な活用方法とは

・スコット・ウリスタ氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス データリサーチVisible Alpha、ストラテジック・ビジネス・ディベロップメント、日本・ANZリード)
・前田 敏朗氏(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス データ&リサーチVisible Alpha 日本オフィス、シニアセールス・レプレゼンタティブ)

フォーラムでは不確実な政策環境におけるサプライチェーンの成功、関税や市場を巡る不確実性の高まりに立ち向かう日本の事業会社といった多数の注目トピックスについての講演・議論が行われたほか、ブレイクアウトセッションでは生成AIの金融実務適用の現状と今後の展開、リアルタイム企業業績予測データの効果的な活用方法といった実務の参考になる情報も多数共有された。同社の製品ソリューション、サービス等について詳細は同社のWEBサイトをご参照いただきたい。
 

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )